ごはん食のキーワードは「アメフリノバス」①


たんぱく質について、少し触れてみようかと思います。

 

野菜とごはんが中心だと、

「たんぱく質摂らなくて大丈夫?」って聞かれるのですが、


いえいえ、大丈夫じゃないですよ!

人間も動物ですから、骨格、肉、細胞などなど、たんぱく質からできています。


マクロビアンは、

「大豆や大豆加工品を食べるので大丈夫」

というのも、ひとつの答えで、

大豆は畑の肉と呼ばれるぐらいたんぱく質が豊富です。



私達日本人は、お米が主食!ですが、

お米のたんぱく質についてはあまり話題になりません。


お米には、小麦より「良質」のたんぱく質が含まれています。


なので、ごはんを食べることでたんぱく質は摂取していることになります。


良質のたんぱく質についてはあとで触れることにして、


動物食はどれぐらい摂ったらいいのでしょう?


ここで、人間の歯の話になります。


人間の歯は、永久歯が32本


臼歯(穀物をすりつぶす歯) →20本

切歯(野菜を噛み切る歯)  →8本

犬歯(肉を噛み切る歯)  →4本


臼歯:切歯:犬歯=穀類:野菜、海藻類:動物食(たんぱく質)=5:2:1


こうしてみてみると、そんなに動物食は摂らなくてよさそうでしょ?

そして、動物食を全く否定するのではありません♪


かつての日本人は、ハレの食事とケの食事を分けておりましたから、


ハレの日は、特別な日、行事のある日で特別なお料理を、

ケの日は、普段づかいの食事を腹八分目で。


現代食は、毎日が動物食たっぷりの、ハレの食事になりがちですので、

少しばかり見直してみるのもいいかもしれません。


お肉の日を一日減らすだけで、

お肉の量を100g減らすだけで、CO2削減や、

途上国の自然が守られ、

牛の飼料は食糧難の国のたべものにもなり、人間にも、環境にもメリットが大きいんです。


(2009.12.2)