反抗期も心通う台所育児~男子厨房に入るべし~


息子も1年ほど前から反抗期突入で、

感情のもっていき場をなくして、イライラを私にぶつけて

くることもあるのですが、


兄弟がいないから、ま、親子げんかも兄弟げんかのレベルで、

私も真剣に喧嘩してます(笑)


女の子は生理が始まるので解りやすいですが

男の子も体の成長と心の成長がアンバランスになりホルモンのバランスが

くずれ感情的になる時期だと聞いたことがあります。

幼少期からの、共通項は、野球(スポーツ)、絵本&ラボ、食がほとんど。


6年間続けた少年野球生活にピリオドをうち、

中学2年になり、

中学の陸上部で中長距離を目標にトレーニングにする息子。

野球への情熱を、陸上に向けているようにも見えるのですが。



昨日は塾から帰宅後、

台所のカウンターに山のように積み上げた「ソラマメ」の皮むきをしている私の前に座り

黙って一緒に皮むきを始めた。

「野球してきたから今、いっぱい走れるんやで、お母さん。」

と、ポツリポツリと話はじめる。


「もう野球はいいの?」

「背低いから・・・陸上のほうがいいねん。」

それは、自分自身に言い聞かせているようにも見えました。


2歳から絵本とラボ国際交流の活動に参加し

少年野球を続けていなければ中2で北米へホームステイに行かせ、高校で留学させたかったのは、私の勝手な夢でした。


 幼いころから続けてきた、ラボの活動も野球も手放してしまった。

でも、そうして育まれた精神は間違いなく今も成長し続けている。


今でも、野球の話をしない日はない。

そんな大好きな野球で大きな挫折を経験した。


迷い悩む時期に、立ち止り振り返り、前を向いてまた歩きだしたと

感じる台詞でした。


もう私の背を追い抜こうとしている息子は

私の思うよりも心もひとまわりもふたまわりも大きくなっているのかも知れない。


男の子とは、会話のなくなるといわれる反抗期突入後も、

面と向かって言いにくいことは、

我が家では、台所がコミュニケーションの場になっています。

(2012.5.12)