マクロビオティックでお菓子づくりを科学する


レシピ本に掲載されている、マクロビオティックスゥィーツなるものは、
個人的には、糖分や油脂が多いように感じています。

マクロビオティック的に陰陽でいうと

油脂→陽性
糖分→陰性

と、捉えるわけですが、

できあがったスゥィーツの組織の役割としては、

油脂→陰性
糖分→陽性 になるわけです♪

陰性な水分が入り、水分と油脂を繋ぐ粉類が入ります。

水分と油脂を乳化させる卵を使わないわけですから、
でんぷん質などで補います。

このバランスで食感や風味が決まってくるのですが。

製菓理論的に、
柔らかさは水分と糖分で、さくさく感は油脂の役割。

ここに、食材を組み合わせて、
そ油脂と水分の相反する性質を利用するテクニックで、
個性のあるマクロビオティックスゥィーツができあがります。

こうして分離(陰)とつなぐ(陽)を調和(中庸)させるプロセスを経て
オーブンの中は、まさに陰陽ワールド\(* ̄▽ ̄*)/

マクロビオティックで、スゥィーツな魔法をかけたら、

世界はみぃんな幸せ色ね!


個人的に、マクロビオティックスゥイーツは、
しっかり噛んで食べて欲しいわけで

かむことで、唾液アミラーゼに分解されて甘みが増しますから、
余分な糖分も要らないですし。

消化器官の負担も軽減され、
素材そのものの美味しさがほどよく味わえ、
体にも優しくなるのです♪

「噛む」動作は陽性、噛んで分解されるのは陰性なパワーです。

 

 

ふだん何気にやっているお菓子作りですが、実はとっても科学的。
掘り下げていくと、とっても面白い。

一緒にお菓子作りを楽しみながら、マクロビオティックな世界平和を目指しましょう!