日本人の主食であるごはんです。
毎日食べて飽きないもの。
シンプルだから伝わるもの。
ごはんの風味はまさに、家庭の味、家族の愛情育むごはんです。
昔そこにあった原風景に、田んぼがありました。
私たちは四季の移ろい、自然美にどれほど癒されてきたことでしょう。
いなほ料理教室では
そんな季節の自然のエネルギーをぎゅっと詰め込んで、
日々の食卓から、
和の心、和の精神を未来の子供たちの時代にバトンを繋ぎます。
ごはんは、家庭の味、家族の愛情の歴史。
朝一番、冷たい水で米を洗い、
お塩をひとつまみ、美味しくなぁれ!と蓋をしめ
土鍋でコトコト炊き上げる。
蓋を開けるとき、ふんわりと温かい空気と甘い香りに包まれる。
もう、この瞬間がたまらなく好き♪
炊きたてのほくほくご飯に、水茄子の浅漬けが、私には何よりもごちそう。
私がどんなにお料理を並べても、母の漬ける水茄子に勝るものはない。
ごはんとお漬物。寒い時期には温かなお味噌汁があればいい。
ほくほくごはんで握るおにぎりは、
ええ塩梅で、強すぎずゆるすぎず握る力加減は、子育てにも似て。
スポーツマンの息子は、試合の日、試験の日、
お腹が大きくなると集中できないことを知っているから、
大切な日には、お弁当は、おにぎりだけでいいという。
「お母さん、明日から梅干弁当に入れて!」
「お母さん、明日から毎日みそ汁炊いて!」
子どもは、季節毎に身体が欲するものを知っていて、
何を食べたら自分が元気になるかをちゃ~んと解っている。
そんな子どものストレートな感覚を大切にしたい。
母から、いえもっと前の時代から、土地に伝わる水茄子の浅漬け。
母となり、息子の精神を育む梅干しとおみそ汁。
そこには必ずごはんと溢れる笑顔がある。
心を豊かにする思い出のごはんは人それぞれ。
ごはんは日本人のソウルフードだから、
かつての男社会を陰で支え続けた、縁の下の力持ちおかあさんのごはん。
人は自然の一部だから、農耕民族である日本人が、
神代の時代から主食にしてきた「ごはん」こそ、ねばりづよく強い精神を育む、日本の食。
文明がどんなに進化しようとも、春夏秋冬の季節の流れを変えることはできない。
どんな時代にも、ごはんが主役の自分で選ぶ自然派スタイルな食と暮らしを伝えていきたい。
台所から愛と感謝の気持ちをこめて♪
私は今日も台所に立ちごはんを炊く。
お鍋の中からコトコト美味しく果てしなく広がる宇宙に胸ふくらませ、
未来に住まう子どもたちの時代が、明るく平和であることを願ってやみません。