日本人の主食である「ごはん」と、
米糀、米糠に特化した発酵食で体調を整え心育む食育活動、料理教室を主宰しております。
息子が1歳半のときから、自宅教室を始め、
受講者さんの子どもさんたちと傍らで遊ばせながらの、 お稽古を続けてまいりました。
わが子の子育てはもちろん、子連れ参加できる教室運営を通じて、台所で「食」とかかわりながら、親子や仲間のコミュニケーション社会が育まれます。
お稽古には、独身女性から、お孫さんのいらっしゃる世代の方まで参加してくださいます。お料理を学ぶだけではなく、小さな社会の縮図がそこにあり、世代を越えて食卓を囲み会話と笑顔が溢れています。
いなほ料理教室では、食の学びと人として気づきあう時間が、空間のエネルギーを高め、まさに発酵の場となります。そこに幸せと感じる、今この瞬間を共有しあい女性ならではの豊かな感性を育んでいきましょう。
「心の豊かさ」「食の安心安全」「旬の野菜・季節の暮らし」「伝える食育」。
人は自然の一部という陰陽五行の考えをベースに、ごはん、お味噌汁、お漬物を食の中心軸に、季節の野菜を五感で感じる調理法を提案。シンプルなケの日の食と、特別な日のハレの日食を使い分け、上手に時間を使い、現代社会の中で、「ごはんが主役の自分で選ぶ自然派スタイル」を目指しています。
飽食の時代と言われる一方で、孤食・個食・粉食が問題。
「孤食」の避けがたい「現代社会」。毎日頑張りすぎて、お料理をたくさん並べることよりも、ハレの日食とケの日の食を使い分け、ケの日の食はシンプルに、できた時間を上手に使いたい。ごちそうを並べるより、食卓を囲み家族が集う時間に、家庭の味があればいい。
ごちそうが並ぶハレの日の特別な日には、より豊かな時間に。家族や仲間が集えばなお嬉しい。
子どもたちに、どんな家庭の味・思い出の食を創れるでしょう?
未来の孤食な時間に豊かな思い出の食づくりを、「今」できるときに、つくりたい。
地産地消・顔の見える関係づくり。食の安心・安全は自分で選び守る時代。自分や家族の健康は家庭の台所から。
日本の稲穂にしか存在しない麹菌は、国菌と呼ばれます。日本ならではの麹の醸す発酵調味料(味噌、醤油、酢、酒など)も今や、速醸法と添加物で「ホンモノの味」が解らない。
「麹の醸すアミノ酸」が美味しい味覚を、「添加物のアミノ酸」が美味しい味覚にすり替えられつつある。質より量の「バランス良く多品目摂取」の栄養教育から、「量より質」の安心安全な食を、自分で選ぶ時代。
現代食を否定せず、現代食のメリットデメリットを知り、選び判断できることを目指します。
ごはんを主食に、旬の野菜のみそ汁、漬物を食生活の中心軸。
一日に多品目の食品を摂ることよりも、旬の食材を季節毎に取り入れることで、一年を通じて多品目の食材をいただくことができる。
季節のエネルギーの性格がわかれば、今の時代に合わせた季節の暮らしを楽しめます。暮らしのリズムが自然に一歩近づき、季節のエネルギーを食べものを通じて身体にとりいれることで、自ずと心が豊かになる。表情が豊かになり笑顔が溢れるシーンに何度も出会ってきました。
「旬」とは、今の自分の「旬」を知ることでもあり、できないことに思い巡らせるより「今」の時期にこそできることを楽しみ、心豊かな日々を送りたい。
親が子どもに、地域のオトナが子どもたちに伝える食育を目指したい。
子どもの「好き」を応援する。子どもの「キライ」を、「小さな自信」に変える。
子ども好きキライだって、決めてしまわず、子どもに今、必要なことに耳を傾けること。伝える食育は家庭で親子のコミュニケーションに、そして地域のオトナが地域のオトナに、地域の子どもに伝え、食を通じて地域コミュニティを育みます。
「コトバ」で伝える台所育児を大切に、良いコトバは、子どもにだけでなく自分自身の気持ちを豊かにするもの。
社会の基盤である家庭の台所コミュニケーションから親子関係を育み、ごはん食を中心軸とする「心の豊かさ」「食の安心・安全」「旬の野菜・季節の暮らし」
そして、先人たちが育み、伝えてきた、和の心、和の精神を、次の世代の子どもたちに受け継いでいきたい。